過去の記事一覧

  1. 秋のモンゴル

    言語

    ノマド(nomad)の語源

    はじめにノマドとは、英語のnomadまたは仏語のnomade(遊牧民)に由来しており、「ノマドワーカー」の略語です。ノマドワーカーとは、オフィスなど、…

  2. サンティアゴ・デ・コンポステラの方向をしめす道しるべ。

    歴史

    西洋における道の文化史

    はじめに道の歴史的な役割で、道が古来どのような機能を持ってきたかを説明しました。道は人・物・情報を運ぶ機能を持ち、道を整備する国は経済的・軍事的に優位…

  3. エストニアの首都タリン

    歴史

    西洋におけるアジール(例)

    はじめに前回の記事、西洋におけるアジール(概要)で、アジールの概要を説明しました。アジールとは、「聖域」を意味する言葉で、その領域では人の統治…

  4. 森

    歴史

    西洋におけるアジール(概要)

    はじめに西洋における森の歴史で、アジールについて触れました。昔は森が神々・精霊・悪霊の世界「異界」ととらえられており、人びとは森へ入る(村の柵を超える…

  5. Walter Crane《眠り姫》

    エッセイ

    喜劇にむなしさを感じる理由

    はじめに喜劇でも悲劇でもない小説にて、喜劇の要素も悲劇の要素も持つ物語は、どちらか一方の要素しか持たない物語より魅力的であると述べました。わた…

  6. Jules Huyot《ダルタニャンと三銃士》After Maurice Leloir、1894年

    エッセイ

    喜劇と悲劇の側面をもつ小説

    はじめに神話学者のジョーゼフ・キャンベルは、あらゆるもの(生物・物質)は滅びゆくため、人は悲劇の物語に惹かれると述べます。つまりバットエンドを迎える物…

  7. アーサー・ラッカム《トールは嵐の雲を呼ぶ》1910年

    エッセイ

    作者との内輪話によって読書はより楽しくなる

    はじめに本を日常的に読んでいる方は、こんな経験があるかもしれません。同じ作者が書いた本でも、同じジャンルの本でもないのに、「この内容(表現)、他の本で…

  8. ファンタジーの本

    エッセイ

    人が小説を読む理由

    はじめに世の中には読書家と呼ばれる本をこよなく愛す人々がいます。わたしは彼らと肩を並べるほど多くの本を読んでいませんが、それでも本の魅力は多少なりとも…

  9. ボッティチェリ《プリマヴェーラ》1482年、ウフィツィ美術館所蔵

    歴史

    絵画から知る西洋の中世と近世の違い

    はじめに歴史学における時代区分は、「古代」「中世」「近世」「近代」「現代」で表されます。紛らわしいのは近世と近代です。近代と言うには言い過ぎだ…

  10. Hubert Robert, Landscape with the Ruins of the Round Temple, with a Statue of Venus and a Monument to Marcus ,1789, Hermitage Museum, Saint Petersburg

    歴史

    廃墟はなぜ美しいのか

    はじめに「美学」という言葉を初めて聞いたのは学生のころでした。どうやら哲学の一領域らしい。その時は、「美しくなるための方法を研究するのかな…でもなぜ哲…

  1. 農民による豚の放牧の様子。『ベリー公のいとも豪華なる時祷書』11月の頁より。1485-86年、コンデ美術館所蔵

    歴史

    西洋中世期における森の利用と保護への動き
  2. アーサー・ラッカム《赤ずきん》1909年

    ファンタジー

    おとぎ話とファンタジーの違い
  3. 空

    エッセイ

    午後、あるいは青空に対する哀愁
  4. ドラゴンのイラスト

    ファンタジー

    まことの名を知らなければ魔法を使えない
  5. 山の入口に立つ鳥居

    歴史

    異界への入口
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