過去の記事一覧

  1. ピエール・ピュヴィス・ド・シャヴァンヌ《夢》1883年、オルセー美術館

    創作物語

    文献学者にして作家、J.R.R.トールキンの夢

    はじめにアントニオ・タブッキによる『夢のなかの夢』は、20人の歴史上の人物(うち一人は架空の人物)が見たかもしれない夢について書かれた短編集だ。以前読…

  2. ルネ・マグリット《王様の美術館》をモチーフとしたラテ

    芸術

    トライアローグ展【美術展レポ2021年】

    はじめに書くに値することがない場合には沈黙するーーというのがブログ『中世ヨーロッパの道』の不文律だ(※勝手に決めた)。このブログを開設後、いく…

  3. 地球へ向かうルシファー。Gustave Doréによる、ミルトン『失楽園』のための挿絵。1866年。

    『鋼の錬金術師』のテーマ考察

    はじめに今回は『月間少年ガンガン』において2001年から2010年まで連載された、荒川弘の漫画『鋼の錬金術師』について、メインテーマを考察します。ネタ…

  4. 《Sun rising over the city》1532-1535年、Kupferstichkabinett Berlin所蔵。伝説上の錬金術師Salomon Trismosinの作品と考えられているSplendor Solisに収録された絵

    歴史

    輝きに惹かれる人びと

    はじめに以前、西洋における光の文化史において、西洋の中世期の人びとが輝きを放つものを好んでいたと記載しました。記事を書いた後に思ったのは、輝き…

  5. 空

    エッセイ

    午後、あるいは青空に対する哀愁

    はじめに私はよく晴れた日の午後に哀愁を感じることがある。小学生低学年あたりからそう思いはじめた。真っ青な空や、煌々と照らされた草木、光を放たない白い月…

  6. 飛ぶドラゴン

    エッセイ

    ファンタジーが逃避文学ではない理由

    はじめに世の中における一定数の人はこう信じています――「ファンタジーは逃避文学である」。ファンタジー文学の祖と言われるJ.R.R.トールキンも、ファン…

  7. 英語の本

    エッセイ

    日本人作家によるファンタジー小説に添えられる英語題名はなに?

    はじめに最近おかしなことに気づきました。本屋へ行くと、さまざまな小説があります。そのなかの、外国語から翻訳された小説に注目してみましょう。翻訳本の場合…

  8. 羊

    『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』の解釈

    はじめに今回はフィリップ・K・ディック『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』を読み解釈したことを綴ります。ネタバレありです。本書は1996年に…

  9. 歴史

    西洋の蹄鉄にまつわる小話

    はじめにアクセサリー、特にネックレストのモチーフとして「ホースシュー(蹄鉄)」があるのをご存知でしょうか。蹄鉄は幸運を呼び込むシンボルとして知られ、そ…

  10. "German Bible"より、アントン・コーベルガーによるノアの洪水の木版画、1483年、エジンバラ大学所蔵

    歴史

    神話と宗教の機能を考える

    はじめに神話と宗教の機能については、以前から考えていたテーマであり、壮大すぎるので考察の余地がたくさんあります。しかし考えはじめて1年は経ったかと思い…

  1. 蝋燭

    歴史

    西洋における光源としての火の利用
  2. バザールのランプ

    エッセイ

    『マギ』から学ぶ経済学
  3. 創作物語

    プラムの樹の思い出
  4. ファンタジー

    昔話とファンタジー小説の共通点
  5. おとぎ話

    日常

    「中世ヨーロッパの道」ブログ開設5周年
PAGE TOP