ファンタジー

  1. 物語における不老不死をめぐる考察

    はじめに不老不死について初めて深く考えたのは、J.R.R.トールキンの『指輪物語』を読んだときでした。『指輪物語』には、不老不死で美しい容姿をもつこと…

  2. ファンタジーランドはなぜ中世なのか

    はじめに以前、失われた荒野を求めて – ル=グウィン『いまファンタジーにできること』の記事にて、『ゲド戦記』作者のル=グウィンが、昨今出回っているファ…

  3. 昔話とファンタジー小説の共通点

    はじめにこのブログについてにも記載している通り、私は神話や民話などの口頭伝承に興味があり、それらに関する本を好んでよく読みます。大昔から今まで伝えられ…

  4. 多崎礼『レーエンデ国物語』のレビュー

    はじめに過去の記事で記載した通り、私はファンタジー愛好家だ。そもそも、小説を読む理由自体が、「自分の人生では経験したことがない、あるいは今後経験しない…

  5. 死者の書の一部。右端で死者を待ち構えているのがオシリス

    ル=グウィン『ゲド戦記』の魔法法則の起原

    はじめにファンタジーに分類される物語の多くには、超自然的な力(=魔法)がでてきます。その定義はおとぎ話とファンタジーの違いでも紹介しました。超…

  6. 湿地

    失われた荒野を求めて – ル=グウィン『いまファンタジーにできること』

    はじめにこれまでファンタジージャンルの小説について、様々なことを語ってきました。例えば、ファンタジー小説に愛好家が少ないのはなぜ?では、ファンタジー小…

  7. 手紙と羽ペン

    こんな冒険小説を読みたかった!トンケ・ドラフト『王への手紙』レビュー

    はじめにファンタジー、そして冒険好きの皆さん。朗報です!世に貴重なファンタジー文学を探して三千里、これは!!と思う小説に最近出会いました。岩波少年文庫…

  8. ティル・ナ・ノーグ(常若の国)へ向かうオシーンとニアヴ、Albert Herter、1899年

    ロード・ダンセイニ『エルフランドの王女』の考察

    はじめにロード・ダンセイニの『エルフランドの王女』と出会えたのは本当に幸運だった。2021年7月現在、『エルフランドの王女』は絶版になっている…

  9. 飛ぶドラゴン

    ファンタジーが逃避文学ではない理由

    はじめに世の中における一定数の人はこう信じています――「ファンタジーは逃避文学である」。ファンタジー文学の祖と言われるJ.R.R.トールキンも、ファン…

  10. 英語の本

    日本人作家によるファンタジー小説に添えられる英語題名はなに?

    はじめに最近おかしなことに気づきました。本屋へ行くと、さまざまな小説があります。そのなかの、外国語から翻訳された小説に注目してみましょう。翻訳本の場合…

  1. 窓から飛び立つメリュジーヌ

    『メリュジーヌ物語』概要
  2. ヨアヒム・パティニール《聖カタリナの車輪の奇跡》1515年頃、ウィーン美術史美術館

    歴史

    遠景は空の色を映す
  3. サンティアゴ・デ・コンポステラの方向をしめす道しるべ。

    歴史

    西洋における道の文化史
  4. 空

    エッセイ

    午後、あるいは青空に対する哀愁
  5. ファンタジー

    昔話とファンタジー小説の共通点
PAGE TOP