投稿記事一覧
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創作物語
どんぐりを集める女の子
はじめに 創作物語の回です。月に1回を目標に投稿していく予定です。お楽しみください。 どんぐりを集める女の子 五郎爺さんの朝は早い。爺さんはまだ日も昇らない朝四時に目覚めると、パックから取り出した二つの卵を、水を満たした小鍋に投入して、そ... -
創作物語
クリスマスプレゼント
はじめに 創作物語の回です。月に1回を目標に投稿していく予定です。お楽しみください。 クリスマスプレゼント わたしのお母さんはとても器用。靴下だって、帽子だって、ワンピースだって、何でもつくれちゃう。でもお母さんがつくってくれたものを学校... -
読書会
サマセット・モーム『月と六ペンス』-10月読書会
はじめに 2023/10/14(土)に6回目の読書会を開催しました。今回は課題本型で、課題本はサマセット・モームの『月と六ペンス』でした。当日は著者や本のあらすじをおさらいした後、物語内容について考察しました。その記録を本記事に記載します。 読書会は... -
創作物語
オオカミとの対話
はじめに 創作物語の回です。月に1回を目標に投稿していく予定です。お楽しみください。 オオカミとの対話 「マルコはとんまな奴だ。おいらがあいつの羊をじっと見ていたとき、銃を取り出したかと思えば、見当違いな方向に撃ちやがった」 ぼくが丘の中腹... -
創作物語
プラムの樹の思い出
はじめに 創作物語の回です。月に1回を目標に投稿していく予定です。お楽しみください。 プラムの樹の思い出 戦争が終わり、生まれ育った町へ帰ったとき、最も衝撃だったのは、家の裏庭にあった、三本のプラムの樹がすべて枯れていたことだった。それら... -
読書会
月が美しい小説/エッセイ -9月読書会
はじめに 9/9(土)に5回目の読書会を開催しました。その記録を本記事に記載します。 9月読書会の内容 今回のテーマは、「月が美しい小説/エッセイ」です。秋の夜長は、鈴虫の鳴き声などを聴きながら、読書を楽しむのにもってこいです。というわけで、月が... -
作品考察
パヴェーゼ『月と篝火』の感想
はじめに 日本人は世界の他の民族と比較すると、月に対する強い愛着を持っている。月を愛でて、歌に詠む文化は独特なため、日本人の精神世界が月を中心に成り立っていると考える外国人もいるほどだ。例えば、ローレンス・ヴァン・デル・ポストはその考えを... -
日記
今後やりたいこと -「中世ヨーロッパの道」ブログ開設5周年
はじめに 本ブログ「中世ヨーロッパの道」は2018/9/10に開設した。ということは、2023/9/10を迎える今、ブログの開設から5年経ったことになる。5年の節目として、何か心境でも綴ろう、と思ったため、本記事を書いている。 私は移り気である 私は自分のこと... -
創作物語
炎売りの少女
はじめに 創作物語の回です。月に1回を目標に投稿していく予定です。お楽しみください。 炎売りの少女 ぼくがその少女と出会ったのは、自らつくった幾編かの詩が仲間うちで酷評され、やけになって何軒もの酒場を渡り歩いたあとだった。ぼくはふらふらと歩... -
読書会
アントニオ・タブッキ『インド夜想曲』-8月読書会
はじめに 8/12(土)に4回目の読書会を開催しました。今回は課題本型で、課題本はアントニオ・タブッツキの『インド夜想曲』でした。当日は著者や本のあらすじをおさらいした後、物語内容について考察しました。その記録を本記事に記載します。お盆休み中...