物語を考える– category –
物語の構造や読み解き方を整理し、創作に使える視点を探ります。
-
作品考察
物語の力はここにあり。ドナ・バーバ・ヒエグラ『最後の語り部』レビュー
はじめに 大学生のころ、イギリス近代史を専門としている教授が、「人文"科学"は人文学を科学のうちと捉えるために存在する言葉だと思っている。私は歴史学を役に立たない学問だと思ってほしくないから、できるだけ科学に寄せたい」と言っていたことを覚え... -
おすすめ本
花畑を連想する小説/エッセイ -3月読書会
はじめに 2024/3/9(土)に8回目の読書会を開催しました。その記録を本記事に記載します。 3月読書会の内容 今回のテーマは、「花畑を連想する小説/エッセイ」です。花畑から連想して、温かくて春らしい本を皆さんに持ち寄っていただきました。今回は2名の... -
物語論
ファンタジーランドはなぜ中世なのか
漫画やアニメ等も含めた、ファンタジー物語の舞台は、西洋系・中華系など、モデルとしている文化によって分類されます。そのうち西洋系のファンタジー物語は、西洋中世期の文化水準に設定されがちです。 そこで今回は、西洋系ファンタジー物語が、なぜ中世... -
物語論
昔話とファンタジー小説の共通点:孤独・旅・助けの物語構造
絶望的な状況から助けてくれる、人語をはなす動物や魔法使い。 そのような存在は、ファンタジー小説だけでなく、昔話にもたびたび登場します。 居場所を失った主人公が旅に出て、不思議な助けを得ながら成長していく。そうした「救済の物語」は、世界で繰... -
ハウツー
短編小説の書き方 | 毎月書いて学んだ6つのステップ
毎月1作品の短編小説を執筆することを目標に、11カ月すごしてきました。結果として、毎月最低1作品、余裕があるときには2作品の短編小説を執筆することができました。13作品を創作したことで、書き方のコツを掴んだため、本記事にまとめます。 なお、ここ... -
おすすめ本
ディケンズ『クリスマス・キャロル』-12月読書会
はじめに 2023/12/16(土)に7回目の読書会を開催しました。今回は課題本型で、課題本はチャールズ・ディケンズの『クリスマス・キャロル』でした。当日は著者や本のあらすじをおさらいした後、物語内容について考察しました。その記録を本記事に記載しま... -
おすすめ本
サマセット・モーム『月と六ペンス』-10月読書会
はじめに 2023/10/14(土)に6回目の読書会を開催しました。今回は課題本型で、課題本はサマセット・モームの『月と六ペンス』でした。当日は著者や本のあらすじをおさらいした後、物語内容について考察しました。その記録を本記事に記載します。 読書会は... -
おすすめ本
月が美しい小説/エッセイ -9月読書会
はじめに 9/9(土)に5回目の読書会を開催しました。その記録を本記事に記載します。 9月読書会の内容 今回のテーマは、「月が美しい小説/エッセイ」です。秋の夜長は、鈴虫の鳴き声などを聴きながら、読書を楽しむのにもってこいです。というわけで、月が... -
作品考察
パヴェーゼ『月と篝火』の感想
はじめに 日本人は世界の他の民族と比較すると、月に対する強い愛着を持っている。月を愛でて、歌に詠む文化は独特なため、日本人の精神世界が月を中心に成り立っていると考える外国人もいるほどだ。例えば、ローレンス・ヴァン・デル・ポストはその考えを... -
おすすめ本
アントニオ・タブッキ『インド夜想曲』-8月読書会
はじめに 8/12(土)に4回目の読書会を開催しました。今回は課題本型で、課題本はアントニオ・タブッツキの『インド夜想曲』でした。当日は著者や本のあらすじをおさらいした後、物語内容について考察しました。その記録を本記事に記載します。お盆休み中...
