土着信仰– category –
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世界各地にある「見るなのタブー」4つの例
世界各地の神話や昔話には、「決して見てはならない」と禁止が課せられたことを、登場人物が破ってしまい、悲劇的な結果がもたらされるという、共通する展開が見られます。このモチーフは「見るなの禁止」や「見るなのタブー」と呼ばれ、昔話の研究対象に... -
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世界最古の英雄冒険譚!『ギルガメシュ叙事詩』の魅力
はじめに 『ギルガメシュ叙事詩』とは、古代メソポタミアの英雄・ギルガメシュの冒険を詩の形式でうたいあげた、世界最古の叙事詩です。 叙事詩(英:epic)とは、英雄の功績などをうたいあげた詩(=韻文になっている文章)のことです。叙事詩は、神話のジ... -
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西洋の蹄鉄にまつわる小話
はじめに アクセサリー、特にネックレストのモチーフとして「ホースシュー(蹄鉄)」があるのをご存知でしょうか。蹄鉄は幸運を呼び込むシンボルとして知られ、その起源は西洋の民間信仰にあります。「ホースシューhourseshoe」は英語で「馬の靴」という意... -
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西洋中世期に存続した異教文化
はじめに クリスマスといえばクリスマスツリーです。この木にはモミの木などの常緑樹、英語でいうEvergreen Treeが使用されます。西洋における樹木信仰のなごりで紹介した通り、クリスマスに常緑樹を飾り立てる風習はケルト人やゲルマン人の樹木信仰が基に... -
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なぜ魔法を使うのは女性なのか
はじめに 魔法から科学への移行で説明した通り、魔法とは科学革命が起こる前に人びとが信じていた超自然的な力のことです。 世界の歴史を振り返ると魔法は、言い換えると超自然的な力は、男性より女性と密接に結びついてきました。例えば古代ギリシアにお... -
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大地の象徴としての蛇
はじめに キリスト教における蛇といえば、罪と悪の象徴です。 神が創造した最初の人間アダムと、その妻イヴは、エデンと呼ばれる楽園で暮らしていました。神は、「楽園にあるどの果実でも食べていいが、ただ一つ、この木の果実だけは食べてはいけない」と... -
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西洋における樹木信仰のなごり
はじめに イギリスにおける魔法の歴史で、ケルト人とゲルマン人が樹木を神聖視していたことを説明しました。とくにゲルマン神話では、世界樹ユグラドシルというトネリコの巨木が神話の根幹となっています。 Oluf Bagge 《ユグラドシル》1847年 木を神聖視... -
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『メリュジーヌ物語』概要
以下は、中世期の騎士道物語の1つである『メリュジーヌ物語』の概要です。騎士は湖で美女に出会うの記事で取り上げています。物語の舞台は現在のフランスです。 ポワエィエ伯エムリの従兄弟フォレ伯の三男であったレイモンダンは、エムリと共に狩りにでた... -
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一角獣(ユニコーン)の性質
はじめに 私がプロフィール画像として使用しているのは「貴婦人と一角獣」と呼ばれる6枚のタペストリー連作の1枚です。フランスのとある城で見つかったこれらのタペストリーは、作者不明で、作成されたのは1500年ごろと推定されています。 ちなみにタペス... -
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文明の象徴としての火
はじめに 西洋における森の歴史で、人の住む村は文明・人工の世界、対して森は原始・自然の世界だと紹介しました。文明と自然の対立は、火と森という象徴の対立に置き換えられます。火とは不思議なもので、「自然」から生じる現象であるにもかかわらず、人...
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