歴史

  1. 農民による豚の放牧の様子。『ベリー公のいとも豪華なる時祷書』11月の頁より。1485-86年、コンデ美術館所蔵

    西洋中世期における森の利用と保護への動き

    はじめにかつてヨーロッパ大陸には、ローマ帝国というラテン民族が建てた大帝国がありました。しかし476年、北欧から勢力を拡大してきたゲルマン民族によって…

  2. アーサー・ラッカム《ヘンゼルとグレーテル》

    西洋中世期の森へ入る職業

    はじめに西洋における森の歴史で、西洋人が開墾が進むまでの森を、「異界」と捉えて恐れていたことを紹介しました。しかし森は人々が生活する上で必要な、様々な…

  3. ターナー《金枝》1834年、テート・ブリテン所蔵

    西洋中世期に存続した異教文化

    はじめにクリスマスといえばクリスマスツリーです。この木にはモミの木などの常緑樹、英語でいうEvergreen Treeが使用されます。西洋における樹木…

  4. フランシスコ・デ・ゴヤ《サバト》1970年代、ラサロ・ガルディアーノ美術館所蔵。サバトとは悪魔を中心とした魔女の集会のこと。

    西洋史における「魔女」とは何か

    はじめに突然ですが、「魔女(Witch)」とは何でしょう。「魔法使い(Wizard)」の「女」であると考えるのは少し安直です。 西洋史的に考えると、「…

  5. メソポタミア神話のイシュタル。アッカド帝国の封印

    なぜ魔法を使うのは女性なのか

    はじめに魔法から科学への移行で説明した通り、魔法とは科学革命が起こる前に人びとが信じていた超自然的な力のことです。世界の歴史を振り返ると魔法は…

  6. ウロボロス

    大地の象徴としての蛇 

    はじめにキリスト教における蛇といえば、罪と悪の象徴です。神が創造した最初の人間アダムと、その妻イヴは、エデンと呼ばれる楽園で暮らしていました。…

  7. ハーメルンの笛吹き男。鼠退治の報酬を払わない村人たちの子供を、笛を吹いて連れ去る。

    西洋中世期のアウトサイダー

    はじめに西洋における森の歴史で、森の開墾が進むまでは、中世の人びとは共同体の外を「異界」ととらえていたことを説明しました。異界とは、神々や精霊、悪霊の…

  8. インドへ向かうマルコ・ポーロの隊商

    西洋中世期における旅する商人

    はじめに国民的RPGゲームの『ドラゴンクエスト4』には、武器商人のトルネコというキャラクターが登場します。妻と幼い息子と暮らす、中年の太ったおじさんで…

  9. 古地図

    歴史学者はどのように過去の出来事を知るのか

    はじめにE.H. カー『歴史とは何か』。大学で歴史学を学ぶ人がたいてい読む、歴史学の入門本です。その本に出てくる有名な言葉が「歴史とは現在と過…

  10. 山の入口に立つ鳥居

    異界への入口

    はじめに西洋における森の歴史で西洋人が昔、森を「異界」だと捉えていたことを説明しました。異界とは、人間が住む世界とは別の世界、神々や精霊や悪霊が住む世…

  1. Walter Crane《眠り姫》

    エッセイ

    喜劇にむなしさを感じる理由
  2. 飛ぶドラゴン

    エッセイ

    ファンタジーが逃避文学ではない理由
  3. ハーメルンの笛吹き男。鼠退治の報酬を払わない村人たちの子供を、笛を吹いて連れ去る。

    歴史

    西洋中世期のアウトサイダー
  4. 歴史

    西洋の蹄鉄にまつわる小話
  5. ジャン=バティスト・カミーユ・コロー《冥界からエウリディケを連れ出すオルフェウス》1861年、ヒューストン美術館

    歴史

    西洋における森の歴史
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