投稿記事一覧
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旅行
ドイツ旅行導入【ドイツ2019 導入】
はじめに 今回は初チャレンジで、旅ブログを書いてみようと思います。旅をしながら、その地の歴史や文化を紹介していきます。 旅の基本情報 旅行国:ドイツ旅行時期:2019年9月前半観光期間:7日間入国都市:フランクフルト出国都市:ミュンヘン現地での移... -
土着信仰
大地の象徴としての蛇
キリスト教における蛇といえば、罪と悪の象徴です。ところがキリスト教成立以前の神話を見ると、蛇は豊穣の象徴として、つまりポジティブな意味で登場します。今回は、なぜ蛇が大地の象徴として見なされていたのかを考えます。 蛇のネガティブなイメージ -... -
言葉
過去の言葉のなごり
はじめに ラテン語とはで触れたように、言語は生き物と同じで、生まれた瞬間から常に変化していくものです。たとえば日本人はかつて、自らの両親のことを「父上」「母上」と呼んでいましたが、現代では「お父さん」「お母さん」などと呼びます。 父母の呼... -
森
西洋中世期のアウトサイダー
はじめに 西洋における森の歴史で、森の開墾が進むまでは、中世の人びとは共同体の外を「異界」ととらえていたことを説明しました。異界とは、神々や精霊、悪霊の住む世界のことです。 基本的に人びとは異界を避けて生活していましたが、なかには人間の世... -
仕事
西洋中世期における旅する商人
国民的RPGゲーム『ドラゴンクエスト4』には、武器商人のトルネコが登場します。妻と幼い息子と暮らす、中年の太ったおじさんで、世界を救うにはちょっと頼りない……と言ったらかわいそうですが、「英雄」というタイプではありません。なぜ彼のようなキャラ... -
概論
歴史学者はどのように過去の出来事を知るのか|文字史料と口頭伝承
はじめに E.H. カー『歴史とは何か』。 大学で歴史学を学ぶ人がたいてい読む、歴史学の入門本です。その本に出てくる有名な言葉が「歴史とは現在と過去との絶え間ない対話である」です。 今回は、歴史学者がどのように過去の出来事を知るのか、文字史料と... -
物語論
西の方角にある妖精の国
はじめに イギリスにおける魔法の歴史にて、イギリスとアイルランドには、ケルト人やゲルマン人による古くからの信仰文化が残っていることを紹介しました。 ケルト人は、ブリテン諸島(現イギリスとアイルランドの島々)から西の方角、つまり海の先に妖精... -
物語論
神話や物語において、なにが異界への入口とみなされるか
はじめに 西洋における森の歴史で西洋人が昔、森を「異界」だと捉えていたことを説明しました。異界とは、人間が住む世界とは別の世界、神々や精霊や悪霊が住む世界のことです。人びとは基本的に、異界を恐れ、出来る限り近づかないようにしていました。&n... -
土着信仰
西洋における樹木信仰のなごり
西洋の信仰と聞いてイメージするのは、キリスト教かもしれません。しかしキリスト教が中東から伝播する以前の、土着信仰のなごりは、西洋人の生活の諸所に存在します。 今回は、西洋における樹木信仰のなごりを紹介します。 樹木信仰の概要 Oluf Bagge 《... -
作品考察
『アルジャーノンに花束を』の解釈
はじめに 今回は『アルジャーノンに花束を』を読み、解釈したことをまとめます。ネタバレありです。 あらすじ 物語は、知的障害者であるチャーリイが知能レベルを高める手術を受けるところから始まる。手術は今まで動物に対してのみ実施されてきた。そのた...