投稿記事一覧
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物語論
日本人作家によるファンタジー小説に添えられる英語題名はなに?
はじめに 最近おかしなことに気づきました。本屋へ行くと、さまざまな小説があります。そのなかの、外国語から翻訳された小説に注目してみましょう。翻訳本の場合、日本語に訳された題名の横に、ときに原題も添えてあるのではないでしょうか。 例えば角川... -
作品考察
『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』の解説
はじめに 今回はフィリップ・K・ディック『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』を読み解釈したことを綴ります。ネタバレありです。 本書は1996年に出版された小説で、古典的SF(サイエンス・フィクション)作品として知られています。1982年には『ブレー... -
土着信仰
西洋の蹄鉄にまつわる小話
アクセサリー、特にネックレストのモチーフとして「ホースシュー(蹄鉄)」があるのをご存知でしょうか。蹄鉄は幸運を呼び込むシンボルとして知られ、その起源は西洋の土着信仰にあります。「ホースシューhourseshoe」は英語で「馬の靴」という意味です。 ... -
概論
神話や宗教がもつ4つの機能
はじめに 神話と宗教の機能については、以前から考えていたテーマであり、壮大すぎるので考察の余地がたくさんあります。しかし考えはじめて1年は経ったかと思い、このままでは今まで考えてきたことを忘れそうなので、現段階での考えをまとめておこうと思... -
旅行
ぶらり栗林公園【香川県2020-③】
はじめに 前回の記事では金毘羅宮を訪れた話をしました。今回は香川県に行くならぜひ訪れたい回遊式大名庭園、栗林(りつりん)公園を訪れた話です。 栗林公園の概要 東門から入ってすぐの景色。庭園外にある紫雲山を借景している。 栗林公園は、前回の記... -
旅行
ぶらり金毘羅宮【香川県2020-②】
はじめに 前回の記事では、香川県の概要と屋島について紹介しました。今回は、海上交通の神様が祭られた神社として知られる、金毘羅宮を訪れた話です。 ことでん 「ことでん」と呼ばれる香川のローカル私鉄をご存知でしょうか。鉄道は、高松市の中心地にあ... -
旅行
ぶらり屋島【香川県2020-①】
はじめに 旅ブログ第2回にチャレンジです。昨年の夏は以下の通り、 ドイツへ行ったのでした。 今年の夏は所用で香川県に滞在することになりました。滞在中にぶらぶらと旅もしたので、訪れた場所を紹介しつつ、香川県の魅力も紹介します。 香川県について ... -
おすすめ本
おすすめファンタジー好きが喜ぶ小説
はじめに 前回の記事では、ファンタジー好き界隈で有名であると思われる本を7冊紹介しました。しかし「ファンタジー」ジャンルの枠として売られていなくても、ファンタジー好きを喜ばせてくれる要素――非日常の体験と冒険――がある小説は存在ます(そもそも... -
おすすめ本
おすすめファンタジー小説
はじめに 前回の記事では、ファンタジー小説に愛好家が少ない理由を考察しました。第2回目の今回は、ファンタジー小説に興味があるという方向けに、ファンタジー好き界隈で有名であると思われる本を7冊紹介します。ぜひ自分に合う本を探してみてください。... -
物語論
ファンタジー小説に愛好家が少ないのはなぜ?
はじめに 先日、日本神話を基にしたファンタジー小説『空色勾玉』などの著作で知られる、荻原規子のエッセイ『もうひとつの空の飛び方 『枕草子』から『ナルニア国』まで』を読みました。2時間ほどで読める気軽な本で、ファンタジー好きなら頷ける内容ばか...