美術とイメージ– category –
絵画・図像・象徴・色彩など、視覚表現から中世文化を読み解きます。人びとが何を見て、どう意味づけたのかを考えるカテゴリです。
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美術とイメージ
西洋の蹄鉄にまつわる小話
アクセサリー、特にネックレストのモチーフとして「ホースシュー(蹄鉄)」があるのをご存知でしょうか。蹄鉄は幸運を呼び込むシンボルとして知られ、その起源は西洋の土着信仰にあります。「ホースシューhourseshoe」は英語で「馬の靴」という意味です。 ... -
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大地の象徴としての蛇
キリスト教における蛇といえば、罪と悪の象徴です。ところがキリスト教成立以前の神話を見ると、蛇は豊穣の象徴として、つまりポジティブな意味で登場します。今回は、なぜ蛇が大地の象徴として見なされていたのかを考えます。 蛇のネガティブなイメージ -... -
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絵画から知る西洋の中世と近世の違い
はじめに 歴史学における時代区分は、「古代」「中世」「近世」「近代」「現代」で表されます。 紛らわしいのは近世と近代です。近代と言うには言い過ぎだけれど、明らかに中世とは違う。そんな中間時代を近世と呼びます。西洋では具体的には、ルネサンス... -
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廃墟はなぜ美しいのか
はじめに 「美学」という言葉を初めて聞いたのは学生のころでした。どうやら哲学の一領域らしい。その時は、「美しくなるための方法を研究するのかな…でもなぜ哲学科のジャンル?」などと思ったものです。哲学科の女の子たちがやたらオシャレで可愛かった... -
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西洋における青の歴史 – 人気の色になるまで
西洋中世期の色彩体系は、白/黒/赤の3色がメインでしたが、12世紀頃から、青の人気がはっきりと高まりだしました。青はたちまち、赤と並んで王侯貴族に好まれる、二大色の1つとなり、現代においても、その系譜はつづいています。 青はどのような過程を経... -
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中世後期の風景画の特徴と魅力
はじめに 西洋における森の歴史で、「風景画」という絵画のジャンルが確立したのは17世紀ごろだとお話しました。簡単に言うと、森が「異界」でも「征服すべきもの」でもなく、「癒し」としてとらえられるようになってからです。 西洋絵画といったらルノワ... -
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文明の象徴としての火
古代ギリシアには、世界の物質は火、風、水、土の4つの元素から構成されるという、「四元素」と呼ばれる概念がありました。しかし「火」は他の3つと異なる、特別な物質です。 というのも火は、「自然」から生じる現象であるにもかかわらず、ヒトをほかの動...
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