はじめに
今回は初チャレンジで、旅ブログを書いてみようと思います。
旅をしながら、その地の歴史や文化を紹介していきます。
旅の基本情報
旅行国:ドイツ
旅行時期:2019年9月前半
観光期間:7日間
入国都市:フランクフルト
出国都市:ミュンヘン
現地での移動手段:主に列車、列車がない場所ではバス
事前準備:長距離移動切符の予約(※)、宿の予約、人気施設のチケット予約
※列車の切符予約は、ドイツ鉄道のアプリで行っていました。旅行中もアプリで当日券が買えるので便利です。乗車中の切符確認ではアプリのQRコードを見せるだけです。アプリではなくWeb上で購入した場合には、QRコードの印刷が必要なので注意してください。
今回の旅程
- 1日目:フランクフルト → ライン川→ケルン
- 2日目:ケルン → ハイデルベルク
- 3日目:ハイデルベルク → シュトゥットガルト
- 4日目:シュトゥットガルト → ローテンブルク
- 5日目:ローテンブルク → フュッセン
- 6日目:フュッセン → ミュンヘン
- 7日目:ミュンヘン
ドイツの特徴
ドイツの特徴を歴史に基づいて3つ紹介します。
環境保護国
1つ目に、ドイツは環境保護に力を入れている国です。
ドイツはイギリスと同系のゲルマン民族が暮らす国です。
西洋における樹木信仰のなごりで紹介した通り、ゲルマン神話では樹木を神性視していました。また、日本の神道と同じで、ゲルマン人はあらゆる自然に神が宿ると考えていました。その信仰文化を土台にしているためか、ドイツはイギリスと並んで自然愛が強く、環境保護活動に熱心です。
西洋における森の歴史で説明した通り、近代になるころには西洋の原生林はほとんど失われてしまいました。しかし現在のドイツでは植林が活発に行われています。例えばドイツの有名な森林、シュヴァルツヴァルト(黒い森)も植林で復活させた人工林です。
かつての領邦国家
2つ目に、ドイツは中世末期から近代まで、領邦(小国)で分裂した国でした。
領邦とは、封建的な小国のことです。領邦国家では国を統治する皇帝は一応存在するけれども、それとは別に小国の王が存在します。これはイギリス、フランスなどのいちはやく国家としてまとまった国と比べるとかなり独特です。そのため、各都市や地域の独立性が強く、文化が多様な印象を受けます。また、ドイツといえば城が有名ですが、多くの古城が残っているのも、小国が乱立していたことと関係があるように思えます。
おとぎ話の国
3つ目に、ドイツは多くのおとぎ話の舞台として知られた国です。
『あかずきん』や『白雪姫』などのおとぎ話が収録された『グリム童話』は、グリム兄弟がドイツの各地を回って集めたおとぎ話集です。19世紀に出版されました。彼らの目的は、同じ昔話(おとぎ話)を共有することによる、ドイツ人の民族的団結でした。おとぎ話が何かについては、おとぎ話とファンタジーの違いを参照してください。
例えば『ブレーメンの音楽隊』の舞台である都市ブレーメンのように、おとぎ話の舞台を実際に訪れることができるのはドイツ旅行の魅力です。
旅の目的
一番の目的は、ケルン大聖堂とマウルブロン修道院を訪れることです。
ケルン大聖堂は建築におけるゴシック様式の最高峰として世界的に知られています。ゴシック様式の特徴は尖塔と広い窓、ステンドグラスです。聖堂の高さと光で神への賛美を表しました。
マウルブロン修道院は、中世のシトー会修道院として最も保存状態が良い修道院で、世界遺産に登録されています。修道院が衰退した後、ヘルマン・ヘッセがこの神学校に通い、『車輪の下』のモデルとしたことでも知られています。
次の目的は、ドイツの自然を堪能することです。
ドイツは川と森の国です。特に南ドイツは、アルプス山脈と接しているため、ハイキングコースとしても人気です。
おわりに
それでは、次の記事から旅の様子を日別でお伝えします。