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西洋中世期における森の利用と保護への動き
はじめに かつてヨーロッパ大陸には、ローマ帝国というラテン民族が建てた大帝国がありました。しかし476年、北欧から勢力を拡大してきたゲルマン民族によって西ローマ帝国が滅ぼされます(東ローマ帝国は存続する)。この時点で、ヨーロッパ大陸の覇権は... -
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西洋中世期の森へ入る職業
はじめに 西洋における森の歴史で、西洋人が開墾が進むまでの森を、「異界」と捉えて恐れていたことを紹介しました。しかし森は人々が生活する上で必要な、様々な恵みをもたらします。木材、水、木の実、食用にする動物、蜂蜜など。中世期には、そのような... -
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西洋中世期のアウトサイダー
はじめに 西洋における森の歴史で、森の開墾が進むまでは、中世の人びとは共同体の外を「異界」ととらえていたことを説明しました。異界とは、神々や精霊、悪霊の住む世界のことです。 基本的に人びとは異界を避けて生活していましたが、なかには人間の世... -
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西洋におけるアジール(例)
はじめに 前回の記事、西洋におけるアジール(概要)で、アジールの概要を説明しました。 アジールとは、「聖域」を意味する言葉で、その領域では人の統治権力が及ばないと説明しました。なぜならアジールは人ではなく、神々などの超自然的な存在が支配す... -
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西洋におけるアジール(概要)
はじめに 西洋における森の歴史で、アジールについて触れました。昔は森が神々・精霊・悪霊の世界「異界」ととらえられており、人びとは森へ入る(村の柵を超える)ことを恐れていたと説明しました。そして「異界」ととらえられていた時代に、森にはアジー... -
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西洋における森の歴史 – 畏怖から癒しの対象へ
イギリスにおける魔法の歴史で、ケルト人が木々やそこに宿る精霊、妖精を信じていたとお話しました。これはとても自然な話です。日本人も古くから、あらゆる自然に神が宿ると信じてきました。世界各地どこでも、森深い地域で最初に生まれる信仰は多神教な...
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