2025年は、歴史文化系の活動に力を入れられた一年でした。

今年、撮影した季節の写真も載せていくよ。楽しんでね☆
新しく取り組めたこと


中世ヨーロッパ本の初制作


2025年に新たに取り組んだこと1つ目は、中世ヨーロッパの歴史文化についての本を制作・販売したことです。
新刊『心情の中世ヨーロッパ』は、本ブログの延長線上に位置するような内容です。2018年に本ブログを運営しはじめて以降、歴史文化の情報を「本」という形で発信したのは初めてでした。
「ブログ内容で本をつくれたらいいな」という想いは、3年くらい前からありました。しかし、それに向けてきちんと行動しようと決意したのは、今年のはじめです。2月に出店した文学フリマ広島にて、書籍化を希望するお声があり、そこから具体的な構想がはじまりました。


それまでは、ブログの本をつくれたらいいとは思っていましたが、それを<文学フリマ>にて販売する、という発想がありませんでした。そもそも、文学フリマに初めて出店したのも昨年のことで、イベントをどのように活動と結びつけるかも、試行錯誤しているところでした。
それがこの一年で、「文学フリマでは<中世ヨーロッパの道>として出店し、歴史文化系の本を販売する」という、腑に落ちる道筋ができあがったと感じます。今後も、別のテーマで中世ヨーロッパの本を制作してみたいです。



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歴史文化記事への注力


新たに取り組んだこと2つ目は、歴史文化系の記事執筆に力を入れたことです。
昨年までは、自分が書きたいことはとりあえずなんでも記事にする!というスタンスでした。そのため、歴史文化に限らない、さまざまなジャンルの記事が生まれていました。
思考の軌跡をどこかに残しておくこと自体は、よいことだと思います。しかし昨年にブログのサイトデザインを刷新した時、各記事を新しいカテゴリに振り分けてみると、メインであるはずの「西洋史を学ぶ」カテゴリの記事が、思ったより少ないことに気づきました。


そこで、しばらくは「西洋史を学ぶ」カテゴリの記事を、増やしていくことにして、今年はずっとそれを意識していました。結果として、昨年よりも多く歴史文化系の記事を書くことができました。
取り組む前は、「そんなに継続的にネタが見つかるだろうか?」と心配でした。しかし「次はこのテーマで書こう」というネタが、常に頭の中にある状態で(今もいくつかあります)、今後も続けられそう! との自信になりました。
ネタの発見に思いのほか役立っているのは、自分が週次で行っている、Twitterでの情報発信です。ブログ記事を基にして投稿する時もありますが、まったく新しい情報で投稿する時もあり、投稿内容を考えながら「このネタで記事を書けそう」、との感覚を得ることが多いです。
Twitterで投稿する際には、ブログ記事より情報量が少なくて済むので、気軽なアイディア出しに有効だと感じています。
相談相手として生成AIの利用


新たに取り組んだこと3つ目は、生成AI(以下、AI)の勉強と利用です。
AIというと、著作権侵害などの悪いイメージが強い方も多いと思います。私もそうだったのですが、あるとき、AIの活用例が書かれたWeb記事を読んで、考え方を少し変えました。
事例には、アメリカでAIを活用しながら、一人で清掃会社を運営している男性が紹介されていました。その方は、AIを複数の従業員の代わりとして活用し、例えば、会社への問い合わせに対する一次対応を、その業務を学習させたAIに対応してもらっているとのことでした。そうすることで、従業員を雇わなくても、一人で会社を運営できているとのことです。


この事例を読んだ私は、AIは個人事業主にとっての心強い味方になりうるのでは? と思いました。つまり、従業員を雇う経済的余裕はないけれど、自分一人では手が足りない、というときに、AIに手伝ってもらえばいいのです。
そこで、自分の活動にも、AIを有効に活用できるかもしれないと思い、11月くらいからChatGPTを利用してみています。まだ1カ月くらいしか試していませんが、とりいそぎ、自分の専門外の分野(デザインなど)についての相談相手として利用しています。第三者目線で、しかも高度な専門知識を持った人(という設定でAIさんに振舞ってもらっています)からアドバイスをもらえると、独りよがりにならないのでとても助かっています。
AI活用に興味があるという方は、以下の本がおすすめです。利用し始める前に、勉強のために自分が読んだ本で、想定の10倍以上役立つ名著だと思いました。「2025年の買ってよかったもの」的なリストを作るなら、間違いなくこれが一番よい買い物です。


思ったよりうまくいかなかったこと


2025年にうまくいかなかったことは、本を読む時間があまり取れなかったことです。
そして読んだ本のジャンルとして、例年よりも歴史文化の学術本の割合が多くなりました。つまり、ブログ記事を書くための参考として、必要に迫られて読んだ本が多かったようです。
自由で多様な読書こそが、創作のための、インスピレーションの芽をはぐくんでくれるはず…と信じているので、来年はもう少し、読みたいと思った本は読めるように調整していきたいと思いました。具体的には地域を問わない、海外文学が好きなので、そのような本をもっと読めるようにしたいです。
継続できていること
分かりやすく面白い発信


2025年に継続できたこと1つ目は、歴史の専門知識のない方にも、「分かりやすく面白い!」と思ってもらえるような、コンテンツの発信です。
ブログの運営をはじめた当初から心がけている姿勢で、今年はじめて制作した、歴史文化の本にもそのスタンスを反映できたと思います。読みやすさと専門性の両立は難しく、だからこそそれができている本に憧れと尊敬の念を抱くので、自分もそうできるように続けていきたいです。



イメージとしては岩波ジュニア文庫だよ!
Twitterの投稿シリーズ


継続できたこと2つ目は、Twitterでの情報発信です。
昨年末は2カ月ほど、定期的な情報発信をお休みした時期がありました。しかし今年は投稿回数を減らし、週に1回だけ投稿することにして、1年間続けることができました。情報発信にも慣れてきたので、今月から月曜・金曜の週2回投稿をはじめています。
継続的な情報発信は、「現在進行形で活動しているよ」との証明になり、<中世ヨーロッパの道>というブランドの安定にもつながるので、これからも続けていきたいです。
2025年の活動を振り返って


2025年は、全体的な活動(ブログ、SNS、即売会など)を歴史文化系の方向に舵取りできた年でした。
一方で、自分が歴史文化ものと同じくらい好きな、海外文学の読書や小説執筆などの時間は制限されました。しかし何かに注力するとなると、他の優先度が落ちるのは仕方ないかな、と思っています。
私事となりますが、今年の夏に結婚しました。関連する準備や手続きなどで忙しかったのと、四国内で引っ越ししたので、知り合い0人の状況から新たに人間関係を構築していかなければならず、なかなか大変な一年でした。
一番大変だったのは、車がないと買い物にも行けないような場所に住んでいるため、車の運転をできるようになることでした。(一応免許は持っていますが完全にペーパードライバーでした)


まだ運転にヒヤヒヤすることはありますが、近くの町くらいなら問題なく行けるようになったので、ほぼ不便はなくなりました。あとは、高速道路と長時間の運転に慣れたら、両親にも気軽に会いに行けるな、と思っています。さいわい、ご近所の知り合いや友人も増えてきて、新たな仕事も始めて元気に生活できています。
2026年に向けて


2026年は、活動のリズムをつけていく年にしたいです。
リズムとは、決まった曜日・時間に何かをするといったものです。今の活動は、①ブログ記事の制作と②Twitterの運用の2つがメインです。加えてこれからは、③新刊の構想や、④その他の新しい施策、の時間も取りたいと思っています。とはいえ今年の執筆時期にそうだったように、「ある期間は一つのことに全振り!」という事態は、なるべく避けたいな、と思います。
そのため来年は、それぞれの活動をいつ行うかの、活動リズムをつけていきたいです。日頃からリズムをつけておけば、新しいことを思いついて実行したくなったときにも、他の活動のストック状況を見ながら、調整して対応できるのではないかと思います。また活動の仕方が、時間があればいつでも働いてしまうような状況になってきたので、作業と休みのメリハリもつけたいと思っています。



今年は開業届も提出したから、いちおう個人事業主になったよ~!
おわりに
今回は、2025年の振り返りをつづりました。
今年は、長年やりたいと思っていた、中世ヨーロッパの本を制作できてよかったです。そして、本について読者の皆さまから好評いただいたことも、とても嬉しく、励みになりました。いつも応援してくださり、本当にありがとうございます。


今年も一年、ありがとうございました。皆さまにおかれましても、よいお年をお迎えくださいませ。



よいお年を~!









